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  • 中村弘峰

世界水泳会場のマリンメッセ福岡に山笠を制作しました

標題 願四海波静(ねがわくはしかいなみしずかなれ)
主催:福岡市・博多祇園山笠振興会
題材は山笠神事の起源になった鎌倉時代の僧侶、聖一国師(しょういちこくし)。
博多の町が飢饉に瀕した時、施餓鬼棚に棒をつけ輿としてその上に乗り祈祷水を撒いて回ったところ飢饉が治まったという逸話が山笠の起源と言われています。
この山笠の聖一国師は今にも喝を入れてくれそうな勇ましい姿として作り、櫛田神社の阿部宮司による標題にある通り、世界の安寧を願う山笠になるように努めました。これから世界各国の選手や観客の皆様をお迎えし、鼓舞する山笠としてマリンメッセに鎮座することがとても楽しみです。
7/8の飾り付けは山大工稲舛棟梁と一番山土居流の当番中土居町の皆さんのご尽力により滞りなく(途中の豪雨をものともせず)執り行われました。
本日7/9に行われた御神入れには高島宗一郎市長もご出席され、世界水泳と博多祇園山笠の成功を祈念されました。
通常の山笠の1.5倍の巨大な山笠で、もし電柱が埋設されたらこんな山笠が走るのかななどと想像の膨らむ山笠です。
是非ご高覧いただければ幸いです。